あそびの木はわらべうたサークル、あそびの木合唱団、マニフィカート合唱団で構成されています。

みごとな木  みどりの木  木のした  すばらしい 「あそびの木」

(ハンガリーのわらべうた)

今年度より事務局通信を各グループにラインで配信することで「あそびの木」のそれぞれの活動をより詳しくお伝えできるようになりました。

 

現在は最年少から大人までの11グループが各地で毎週活動しています。

各グループの様子をお伝えいたします。

 

1.鳥*未就学から小学1年生12人

兄弟みんなで一緒に遊んでいます。お兄さんお姉さんが次々に遊びを楽しくして、小さな妹弟は真似をしながら夢中でついて行きます。

異年齢の子ども達の伝承文化そのままの「わらべうた遊び」の世界があります!

 

2.そよ風*小学1.2年生6人

入室して来る時に、子ども達から「今日は鬼ごっこから始めよう!」の勢いを感じます。

違う遊びないの?この間の遊び、また今日も遊びたい!

遊びへの熱気が学習にも生かされていきます。

 

3.花*小学2.3.4年生9人

遊びの時はお姉さん2人も一緒です。ひとりづつが個性的で、花いちもんめで相手組の誰を指名するか、の相談が盛り上がります。歌声も明るく積極的で、学習での質問にも次々に手が上がります。

 

4.そら*小学3年生4人

いつも「そよ風グループ」と遊びます。ペアで向き合う遊びの変化する動きをすぐに覚えて1.2年生をリードします。学習ではリズムパターンを自由に思いつき、そのリズムを伴奏に叩きながら歌うことが得意!もう2声への準備が始まっています。

 

5.芽*小学3年生5人

キツネの鳴き真似をコンコン、誰の声?面白い声を出すからわかりにく〜い!自分を試せる遊びって楽しい!学習では5線に音符を書き込みますが、同じメロディーをひとりづつが違う位置で書いてみよう。相対的に楽譜を読めるための導入です。

 

6.実*小学4.5年生6人

歌とは違うリズムを叩きながら(リズムオスティナート)歩きます。拍感とリズムの同時性、しかもメロディーは音程の幅も流れもダイナミックです。歌いながら遊んでいると音楽への入り口が楽しく開放されているので自然に音程を美しく歌えるようになります。

清潔なイントネーションです!

 

7.芽*小学5年生3人

わらべうたをリズムで書くと、結構難しい歌もあります。そしてメロディーはレターサイン(文字符)で読み歌います。ドレミミレドラソ〜5線で高低の分かる5線譜ではありませんが、自分の歌い易い高さで歌えるので、きれいな音程で歌えます。

 

さらに、4.5年生からはハーモニーへの入り口として、最近は3度音程を各自で読み書きしたり、2声で歌います。ここから西洋音楽を無伴奏で歌う合唱へと進みます。

 

8.葉*6年.中学2年生3人

中学生は部活が忙しく、あまり一緒に練習できません。

合唱曲の女声を6年の女子はひとりで練習したり、時々中3以上の練習に参加します。ハーモニーが豊かに響いてドキドキするけれど確かに気持ちが良い!自分のパートをしっかり歌ってこその、合唱世界へと進んでいきます。

中学2年生は男声の2人です。声変わりのテノールやバスが期待されます。2人だけの練習が多いですが、女声は待っています。混声合唱の響きはなんと言ってもアカペラ合唱の宝物です。

 

9.あそびの木合唱団*中学3年生以上大学生まで6人

楽譜は自分で読みとります。私達の読譜は移動ドです。例えば#がひとつの時はG音をドで読みます。4年生から少しづつ丁寧に練習してきた学習が、みごとに生かされて2声3声の合唱が進みます。

 

ルネサンス時代のおしゃれなマドリガル(世俗的な曲)では鳥や花や野原がテーマの曲が好きです。

宗教曲は、例えば賛美歌のような深く美しい響きがまるで別世界にいるようです。特にアヴェマリアはさまざまな時代の作曲家の作品があり、難しい響きの曲も、練習すると必ず気持ちが良いなぁと思えます。

メンバーが揃ってこそ響かせることができる大切な時間です。

小学生の時に遊んだわらべうたが編曲された「いちもんめ」や「ほたる」も3声で歌います。

 

10.イーネク*社会人9人(仕事のため休会が6人)

すでに18年以上は歌い続けているメンバーです。レパートリーも数え切れません。それでも新曲はワクワクしながら丁寧に読み進めます。

私達の合唱曲はポリフォニー形式で、各パートが同じメロディーを違う高さで模倣しながら響きを組み上げて行きます。クライマックスまでの構成に、その作曲家の特徴を感じながら演奏する醍醐味は最高です。いつも2〜3人の練習ですが年に何回かあそびの木合唱団やマニフィカートとの合同演奏も楽しみにしています「イーネク」はハンガリー語で、

「歌う!」です。

 

11.マニフィカート*社会人12人

あそびの木創設からの団員です。

アカペラ合唱にはバッハを代表するバロック時代よりも前の、教会(カペラ)で演奏するための壮大な響きの曲が多くあります。

自分のパートを歌いながらソプラノ、メゾ、アルトなど互いに自分以外のパートを聴いてハーモニーを響かせ、音楽の世界を表現していきます。3声から8声まで、どんな曲でもみんなで演奏すると、こんなにも豊かで深い響きが!私達が創造する芸術世界です。

マニフィカートは「尊敬」を意味します。